居場所もなかった

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ちばNPOユースフォーラム2006のユース フォーラム3月サロン@船橋・「直前だョ!!全員集合!!」に参加してきた。

正直な感想は、自分には「居場所もなかった」ということ。参加者たちは、一度も挫折を経験したこともないような若い人達に見え、私は沈黙して聞き役に回るよりほかなかった。

しかし、「ニート」という言葉が使われても、当事者(例えば私)が現場に来ているのに、当事者の声としては現れず、非常に軽い感じがした。

また、「ワカモノの分断の危機」がテーマだというのに、「分断」などあるのか、といった声が大勢を占め、フリーター・ニートとして若者層が労働者としても消費者・生活者としても孤立し切り離され分断されている、という私の意見は耳を傾けられることがなかった。できればPAFF(http://a.sanpal.co.jp/paff/)の紹介などもしたかったのだが、そういう雰囲気でもなかった。私が、勤務先から解雇された時、退職金も雇用保険も何の保証もなかった、という体験談をしたら、若い女の人がフリーターは「好き好んで」そのような境遇に身を置いたのだから自己責任だという主旨の発言をし、主催者もそれに同意していた。杉田さんの本にもあるように、フリーターの「自己責任」がないとは言えない。しかし、社会の構造からしてフリーター化(労働力の流動化)が進んでいる、という現実もあるのではないのか。そのような側面に眼を向けないで、何が「ワカモノ」自助・支援だろうか。

そういうわけで、荒涼としたとても辛い思いで帰途に着いた。思いを共有できないこと、孤立してあることの辛さを、今日もまた一日たっぷり味わった。私は、一旦挫折した人間・壊れてしまった人間の再生・回復という課題に取り組んでいきたいと、自らの立ち位置を改めて確認させられた。