その4・JUNKの自立運動へ

>LUVさん
いえいえ、こちらこそ失礼しました。

貴方の気持は了解しました。アク禁をやめますが、日記を友人のみの公開に変えたので、読めないと思います。用心のためですが、あまり機能していないかも…。

>Dandy Jさん
そういう解釈もありますね。>九条の会
ただひびのまことは九条も徹底化すべき(改憲すべき)だと言っているのです。以下をご参照ください。

http://weblog.barairo.net/index.php?categ=1&year=2004&month=11&id=1101298348

わたしは、「憲法を守れ」式の運動にもう飽き飽きしています。「自分たち」以外の誰かが「自分たち」の既得権を攻撃してくる、という図式の運動には、わたしは全く関心を失っています。
わたしは改憲論者です。現行日本国憲法は、第九条を含め、アジアへの侵略戦争の歴史から目をそらして国体=天皇制を維持するために作り出された不十分なものです。少なくとも、憲法の前文には、朝鮮併合とアジア各国への侵略の歴史を具体的に記述して、そしてアジア侵略の責任者であった天皇を処罰した上で天皇制を廃止し、侵略戦争の加害責任を果たすべきでした。第一章の天皇制の規定は全て削除して、君主制国家としての日本のあり方を共和制国家に変えるべきです。第九条も「国際紛争を解決する手段としては」「前項の目的を達するため」を削除して、自衛のために国家が軍隊を保持することを明確に禁じるべきです。もちろん自衛隊は即時解体、日米安保条約は破棄して米軍基地を全てなくすべきです。「第10条 日本国民たる要件は、法律でこれを定める」との規定は改め、日本国籍を持たない旧植民地出身者とその子孫も日本国籍所有者と全く同等の(国政選挙の被選挙権を含む)政治的社会的な権利を持つようにするべきです。居住の事実のみに立脚して権利と義務を構成する、市民権型の制度を採用することを憲法上で明記するべきです。

とはいえ「テロリストは誰? 九条の会」はまことに「ユニーク」な九条の会で、アソシエーションやフリーター・ニート「問題」、障害者自立支援法の問題などにも積極的に取り組んできました。それが賛同し参加した理由です。

北朝鮮亡命女性はトンデモかもしれませんが、トンデモと取られても仕方ない行動を取るに至ったもろもろの屈折や葛藤については汲むべきかな、と思います(拙文では公安調査庁によるスパイ強要問題に触れました)。最近(正月)もテレビ出演して晒し者になっていましたが、気の毒に感じました。

「資本主義的奴隷」になりたくないという点では私も北川さんも同じです。ただ、私は川に飛び込んで、北朝鮮に亡命したりはしないというだけの違いです。既に書いたように就職活動中なのですが、自らを「資本主義的奴隷」にするために懸命の努力をしなければならないのが口惜しくて堪らない、と感じます。

マルクスは労働者を、二重の意味で自由な(=自由意思で━━これは擬制だが━━資本家と「契約」して労働力を商品として売る存在であるという点で自由であり、生産手段から遊離しているという点で自由である)存在として定義しましたが、JUNKの身体は、二重の意味で無用(=クズ、ゴミ)な存在です。資本の側から見ればそれは、不要な過剰人口です(酒井隆史『自由論』)。労働の側から見れば、「労働のエートス」が崩壊しています(絓秀実『JUNKの逆襲』)。それは放置すれば、「要らないよ」と捨てられるよりほかない存在です。かれら=私達の「生死」が賭けられた今という時に、かれら=私達JUNKの自立運動を始めなければならないと感じています。それはささやかなものかもしれませんが、消極的な「サボタージュ」(=子孫や自らの身体の再生産を止める)から積極的な何事かに向かう運動だと感じています。就職活動をしていますが、出来ればアソシエーション的な協働労働がしたいと思っています。しかし、無理かもしれませんが。「死屍累々のサヴァイヴァル」というのは私の基本的なテーマの一つです。平たく言えばフリーター・ニート(それにメンヘル)「問題」ということなのですが。

脱線してしまいましたが、「便所」故ご寛恕いただけますようお願いいたします。