国会傍聴の感想

関組長に誘われて国会の委員会を一日傍聴しました。

朝から晩まで、石破や小泉、川口の答弁を聞き、吐き気がしています。

石破の詭弁は、どこが非戦闘地帯でありどこが戦闘地帯であるかを
言うこともできないのに、その概念をもって自衛隊派兵を正当化しようと
していること。

小泉はブッシュよりも「テロリスト」が悪いという単純な善玉悪玉論を
言い続けるばかり。「テロリスト」はアメリカによる無辜の人びとの殺傷や
不当な占領から必然的に生じる憎悪からうまれてくるものでは?
911にまで遡って、アメリカの行為を正当化した答弁には、むかむかして、
吐き気がしました。さらに、イラク攻撃にはフセインに責任があるという
主張には驚くばかりです。国連の査察は続いていたのに、一方的に
イラクを爆撃したのはアメリカのブッシュでは?

もっと眩暈がしたのは、「日米同盟」を持ち出しこれを重視するかぎり
アメリカ追随もやむをえないといった調子で正当化したこと。
民主党は、日米同盟を重視せずに、政権を取れると思ってるんですか?」
などと小泉の嘲弄的でパフォーマティヴな答弁。嫌悪、嫌悪、嫌悪…。

川口外相はふたりの外交官の死を重く受け止めたり、自分の責任を
問う態度がみえない。イラク現地の専門家を派遣して事件の真相を追究
するとのことですが、日本政府独自の調査の予定はないようです。


わたしは「テロ」「テロリスト」「日米同盟」といったことばを
今後二度と使いたくないと思いました。これらのことばは堕落し、
汚れています。戦争ともいえない一方的な大量殺戮・大量破壊を正当化
する口実に使われています。日本の政府、その内閣がその方針で
意思一致しているのです。これは恐ろしいことです。

野党は頑張っていますが、もっと頑張って欲しい。
関組長のいっていた劣化ウランの件ももっと追及してほしいです。

関組長は、「国連とか国際協調とかいうんだったら、スコット・リッター
とかブリクス査察団委員長を国会に呼ぶべきだよ」と呟いていましたが、
わたしも同感です。


別件ですが、1月9日(金)午後7時から外務省を人間の鎖で囲み、
対米追従外交政策に文句を言い、政策の転換を迫る催しをします。
参加呼びかけ人募集中ですので、ご検討ください。
http://www.sekigumi.org/1-9-7-IRAQ.html