二代目にして最後のNAM代表

田中正治さんは二代目にして最後のNAM代表だったわけだけど、NAM末期の収拾のつかない大混乱期に、柄谷さんの影響力に全く屈服しない雄渾な態度を貫いたのを見て、深く尊敬するようになった。
QとNAMの泥仕合のような紛争の最中、厳正にして無感動な中立性を維持し得たのは、ひとえにその長く深い運動経験によるものだったろう。
というわけで、昨日の日記のNAM資産管理委員会への非難とは矛盾するようにみえるかもしれないけれど、田中正治さんに対する尊敬の念を素直に記しておきたい。
NAM資産管理委員会を非難するなら、委員長の田中さんの責任問題があることは確かなのだけれど、真の問題はわたしのみるところでは別のところにある。運営委員の構成と多数決の原則で、最初から答えが見えてしまうというところに。
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