短歌
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宮柊二歌集 (岩波文庫)作者: 宮柊二,宮英子,高野公彦出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1992/11/16メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 9回この商品を含むブログ (9件) を見る
攝津正の創作短歌一首。
晴れやかな秋の日差しを浴びながら愛する人の來たるのを待つ
けふもまた発熱してをり秋の風 フォロワーが減り續きてもマイペース貫く吾は愚かなるかな
咳込めば独り寂しき秋の朝Jazzを聴きても不安は晴れず
吾が背には羽などはなし人なれば天使にあらず悪魔でもなし 労働を拒み續ける吾なればたとへ死せども不平などなし 空気をば讀むのを拒み独りゐるこの室内でいつかは果てん 引き篭り立て篭つてゐるこの場所で爆死するのも或ひはをかし
目合ひを致すこゝろはあるとてもおもふやうには魔羅は動かぬ
をとこども好みてゐても愚かなる吾が人生は不毛に過ぐる 快楽を得たしとおもへど不能ゆゑ性の悦び知る事はなし
別離(わかれ)をば不安に思ふこゝろあり君に逢へるを慶びてゐても 音楽も楽しからずと感じてゐても生命(いのち)ある日々續きてゐたり 滅せんと願ひてみても愚かなる吾がこゝろならそれも叶はず
目合(まぐわ)ひを致す事をば願へども吾が陽根は萎びてゐたり (注)「まぐわい(目合ひ)」には交接、性交の意味がある。
その子二十櫛に流るる黒髪のおごりの春の美くしきかな やは肌のあつき血潮に触れも見でさびしからずや道を説く君 (以上「乱れ髪」より)与謝野晶子歌集 (岩波文庫)作者: 与謝野晶子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1985/11/18メディア: 文庫購入: 2人 ク…
続けて言葉遊びの歌をつくりました(^^; あきのこへきこゆるここちせどこひにはあきず逢瀬を待ちぬ(攝津正)
久しぶりに短歌を二首つくってみました(^^; 生きるのも楽しからずやこひ人のすがたおもひてすごすあしたも こひ人のすがたおもひて胸のうち躍るこころもをかしとおもふ
与謝野晶子はその生涯に五万首の短歌を詠んだのだという。五万首は凄い。与謝野晶子歌集 (岩波文庫)作者: 与謝野晶子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1985/11/18メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 11回この商品を含むブログ (19件) を見る
T/O.
↓ http://blog.livedoor.jp/hesalkun/archives/51806676.html
大船に乗った積りでまっしぐら地獄堕ちなら自業自得か 胸焼けが酷いこの日も独りきり地獄の船に片足入れる
衰へる命大事に思へどもけふの頭痛は明日も続く 生きてゐる今が辛しと思へども苦しみ続き七転八倒 けふも又減少したり生命力生きる力も日々に衰へ 苦しみを消し難き時如何にする生き延びるのも一苦労なり 物流の倉庫を休みて家に居てただぶらぶらとネットを…
母親の作るラーメン美味しくて魚粉の出汁で食欲が増す
左手の傷癒えし迄一週間疝痛に堪へ消毒をせし 左手の傷癒ゆる迄一週間疝痛に堪へ消毒をしき 良い仕事せむと思ひし心意気買ふ上司はありやなしやと
筋肉が痛む冬の日指痛く頭ぼんやり意識朦朧
TSUTAYAから返事がありてもよさそうなものだと思ふ吾は怠惰か 左手の傷が赤くみみず腫れ薬を塗りてガーゼで包まむ
カッターで創りし傷の痛み故手の労働を控えむと思ふ 早朝にクレッセント聴きをれば傷の痛みも忘れたるかも 労働でたこが出来たる親指の根元のほうが痛みたるかも
くろうどが逝きし冬の日肌寒く喉が痛みて彼を悼むか
マイルスを聴きし早朝カフェ飲みてペットの音色心に沁みる
半年で卒業したり教習所人に恵まれ楽しく歩む 卒検に受かりて嬉しけふの夜はマクドナルドで祝杯挙げむ
早朝に目覚めてジャズを聴く時は至福の時と心得てゐる 朝早くけふも聴きたりセロニアス円熟の技心に響く
Colorsを聴きし我が身は欝なれどファンキーな音が魂に沁みる 検定をまた受けたしと予約して帰れる吾は七転八倒 七回も転びてもまた起きるのか摩訶不思議なり起き上がりこぶし
卒検に落ちて我が身を顧みて至らざるもの多しと気付く 検定に落ちて金銭失ひて貧乏暮らしを嘆きてゐたり 自動車を運転しやうと思へども技術足りずに検定落ちる