短歌

大岡信編『窪田空穂歌集』(岩波文庫)

窪田空穂歌集 (岩波文庫)作者: 窪田空穂,大岡信出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2000/04/14メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 3回この商品を含むブログ (3件) を見る

宮英子・高野公彦編『宮柊二歌集』(岩波文庫)

宮柊二歌集 (岩波文庫)作者: 宮柊二,宮英子,高野公彦出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1992/11/16メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 9回この商品を含むブログ (9件) を見る

眠れずにフランスパンを齧りつつ秋の夜長を独り醒めつつ

攝津正の創作短歌一首。

創作短歌一首

晴れやかな秋の日差しを浴びながら愛する人の來たるのを待つ

攝津正の創作:俳句と短歌

けふもまた発熱してをり秋の風 フォロワーが減り續きてもマイペース貫く吾は愚かなるかな

攝津正創作短歌一首

咳込めば独り寂しき秋の朝Jazzを聴きても不安は晴れず

攝津正創作短歌四首

吾が背には羽などはなし人なれば天使にあらず悪魔でもなし 労働を拒み續ける吾なればたとへ死せども不平などなし 空気をば讀むのを拒み独りゐるこの室内でいつかは果てん 引き篭り立て篭つてゐるこの場所で爆死するのも或ひはをかし

創作短歌一首

目合ひを致すこゝろはあるとてもおもふやうには魔羅は動かぬ

創作短歌二首

をとこども好みてゐても愚かなる吾が人生は不毛に過ぐる 快楽を得たしとおもへど不能ゆゑ性の悦び知る事はなし

創作短歌三首

別離(わかれ)をば不安に思ふこゝろあり君に逢へるを慶びてゐても 音楽も楽しからずと感じてゐても生命(いのち)ある日々續きてゐたり 滅せんと願ひてみても愚かなる吾がこゝろならそれも叶はず

猥歌

目合(まぐわ)ひを致す事をば願へども吾が陽根は萎びてゐたり (注)「まぐわい(目合ひ)」には交接、性交の意味がある。

与謝野晶子歌集

その子二十櫛に流るる黒髪のおごりの春の美くしきかな やは肌のあつき血潮に触れも見でさびしからずや道を説く君 (以上「乱れ髪」より)与謝野晶子歌集 (岩波文庫)作者: 与謝野晶子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1985/11/18メディア: 文庫購入: 2人 ク…

一首

続けて言葉遊びの歌をつくりました(^^; あきのこへきこゆるここちせどこひにはあきず逢瀬を待ちぬ(攝津正)

二首

久しぶりに短歌を二首つくってみました(^^; 生きるのも楽しからずやこひ人のすがたおもひてすごすあしたも こひ人のすがたおもひて胸のうち躍るこころもをかしとおもふ

与謝野晶子歌集(岩波文庫)

与謝野晶子はその生涯に五万首の短歌を詠んだのだという。五万首は凄い。与謝野晶子歌集 (岩波文庫)作者: 与謝野晶子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1985/11/18メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 11回この商品を含むブログ (19件) を見る

少年のちんぽ切りたし春の夜の長々し夜を独りかも寝む。

T/O.

面白い。

↓ http://blog.livedoor.jp/hesalkun/archives/51806676.html

二首

大船に乗った積りでまっしぐら地獄堕ちなら自業自得か 胸焼けが酷いこの日も独りきり地獄の船に片足入れる

六首

衰へる命大事に思へどもけふの頭痛は明日も続く 生きてゐる今が辛しと思へども苦しみ続き七転八倒 けふも又減少したり生命力生きる力も日々に衰へ 苦しみを消し難き時如何にする生き延びるのも一苦労なり 物流の倉庫を休みて家に居てただぶらぶらとネットを…

一首

母親の作るラーメン美味しくて魚粉の出汁で食欲が増す

二首

左手の傷癒えし迄一週間疝痛に堪へ消毒をせし 左手の傷癒ゆる迄一週間疝痛に堪へ消毒をしき 良い仕事せむと思ひし心意気買ふ上司はありやなしやと

一首

筋肉が痛む冬の日指痛く頭ぼんやり意識朦朧

二首

TSUTAYAから返事がありてもよさそうなものだと思ふ吾は怠惰か 左手の傷が赤くみみず腫れ薬を塗りてガーゼで包まむ

三首

カッターで創りし傷の痛み故手の労働を控えむと思ふ 早朝にクレッセント聴きをれば傷の痛みも忘れたるかも 労働でたこが出来たる親指の根元のほうが痛みたるかも

一首

くろうどが逝きし冬の日肌寒く喉が痛みて彼を悼むか

一首

マイルスを聴きし早朝カフェ飲みてペットの音色心に沁みる

二首

半年で卒業したり教習所人に恵まれ楽しく歩む 卒検に受かりて嬉しけふの夜はマクドナルドで祝杯挙げむ

二首

早朝に目覚めてジャズを聴く時は至福の時と心得てゐる 朝早くけふも聴きたりセロニアス円熟の技心に響く

三首

Colorsを聴きし我が身は欝なれどファンキーな音が魂に沁みる 検定をまた受けたしと予約して帰れる吾は七転八倒 七回も転びてもまた起きるのか摩訶不思議なり起き上がりこぶし

三首

卒検に落ちて我が身を顧みて至らざるもの多しと気付く 検定に落ちて金銭失ひて貧乏暮らしを嘆きてゐたり 自動車を運転しやうと思へども技術足りずに検定落ちる