カント

池田雄一『カントの哲学 シニシズムを超えて』(河出書房新社、シリーズ:道徳の系譜)を読む:「行為への移行」

《この不可解な行動の結果、シーニュもまた致命傷をおってしまう。テュルリュールは、なぜ心底軽蔑していた自分のために盾になったのか、死ぬ直前のシーニュに尋ねるが、彼女は顔をただ痙攣させ歪めるのみであった。》(池田雄一『カントの哲学 シニシズムを…