JR御茶ノ水駅ホームにて

川本真琴の『ゴブルディグーク』を聴きながらJR中央線の車内。Wi-Fiも3Gも使えないのがストレスフルだが、そのくらいの不如意は我慢して。この時間はまだ一度御茶ノ水総武線に乗り換えかければならない。

さて、昨晩は新宿二丁目のクラブArcHの閉店イヴェントとのことで行ってきたが、この手の音楽は私には分からなくて基本朝まで寝ていた。名前を知っていたのは須永辰緒小西康陽くらいで。それも眠いからうつらううら。新宿に向かう電車の中ではツルゲーネフの『はつ恋』(神西清訳、新潮文庫)、ゲーテの『ヘルマンとドロテーア』(国松孝二訳、新潮文庫)を読んでいた。音楽は『須永辰緒の夜ジャズ Vol.2』。これがまた大変に良かった。

出先でもWi-Fi使えるすき家とかでインターネットをチェックしていたが、2ちゃんねるではまたしても私のスレッドが立てられ、しかも共産党板の最初に出てくる。君達、もうすぐ都知事選だというのにそういうことでいいのか……。ま、いいということだろうな。

「殿」細川護煕氏の政策ヴィジョンと小林一朗氏のようなコアなエコロジスト、また波頭亮氏の分配へのシフトについて考察。共産党及び共産党「系」、例えば河添誠氏などは細川護煕氏及び背後にいる小泉純一郎氏を新自由主義と非難するが、他方小林氏の見立てでは左派は拡大再生産のラインで考えているのだという。なるほど脱成長を謳うエコロジストらしい意見だとも思うが、リフレ派/アベノミクス論争以降、経済成長を敵視するということで左派はいいのか大いに疑問を感じてもいる。左派といってもいろいろだが、脱成長というよりは経済成長を肯定して格差を是正せよというほうが左派リベラルの正統経済政策理念のような気もする。さてどうですかね。