走る孤独

お題は「走る孤独」。おや、「走る取的」みてえだな。えっ、知らない? ま、いいけど。爆風スランプの"Runner"ってのもあった。走る、走る、俺達。見えない自由を捜して、見えない銃を撃ち捲る。ホントの声を聴かせておくれよ。アラン・シリトーの『長距離走者の孤独』ってのもあった。だが、何より印象に残るのは、有森裕子の「自分で自分を褒めてあげたい」だ。

自分で自分を褒める。世の中にこれほど孤独があるだろうか? いやー、素晴らしい栄光である。栄光とは孤独なものである。ここでまた、吉本隆明の「勝利だよ、勝利だよ」という呟きを想い出すが、それは狂気だといわれている。だが、狂気に陥らずにああいう本を大量に書くことはできなかったんだろうね。良かれ悪しかれ

自分で自分を褒めてあげたい。

そして、有森夫。"I was gay."(ぼくはゲイでした。)

えっ? そうだったのか?
それでも彼らは結婚した。

結婚して、それから数年後に離婚した。
これこそ人生である。そうじゃありませんかね?

これこそ、人生の名言と呼ぶにふさわしい光輝く言葉の数々である。「自分で自分を褒めてあげたい」。「ぼくはゲイでした(I was gay)」。これほどに素晴らしい言葉があるのだろうか。

実に21世紀の現在は素晴らしい時代だね。
そして、それにこの日本は平和だ。内戦だってやっていない。

年間に自殺者が3万人くらいいるそうだが。
どうすりゃいいのかね? 別に、死にたい奴を止めることなど、できるはずがないだろう。

死ぬのは全く個人の自由である。そして、それだけだ。
早く、日本安楽死党の天下にならなければね。

ぼくはそれはもうすぐ多数になると信じている。

いえ、嘘です。
そんなこたー信じちゃおりません。

安愚多牧場よりも、安楽死

安楽な、死にも寄せてる、微笑みに、豚の涙も、凍り付くかも。(短歌)

短歌は大好きでっす。だって、31文字で終わるからね。
みそひともじのゆうわく。って、よくいったものだよ。

小説は長く書かないといけないし、時間も掛かるじゃん? 面倒臭いよ。
それよりは、一行とか、せいぜい三行で済ませたいよね。

こちとら、時間もないし、
いや、時間だったら腐るほどあるが、その他のものがないよ?

心の余裕とか、貯金とかね。
やはり隠遁生活には貯金が何よりも必要ですよ。

先立つものがなければね。

先立つ不幸をお許し下さい。

へ、いか。へ、いか。へ、いか!

区切って呼ぶな!

パタリロ・ド・マリネール8世ほどの名君がこの世に存在しただろうか?
彼は小学生にして・・・そう、そしてその後数十年、歳を取らなかったのだ。

彼は永遠に小学生だ。
バンコラン少佐は永遠に27歳だ。魔夜峰央の漫画のなかでは・・・。

だが、それが何だというのだろうか?

パタリロ、マライヒ、バンコラン・・・。
タマネギ頭のタマネギ部隊。

常春の国、マリネラ

マリネラ・・・。そして、イギリス、ロンドン。

霧のロンドンエアポート。

哀愁の街に霧は降るのだ。

だから、それが一体、どうしたというのだろうか?

じゃ、さよならっ〜!