短歌など

昨晩、正岡子規の『歌よみに與ふる書』を青空文庫で讀んだ。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000305/files/43494_38065.html

歌よみに与ふる書 (岩波文庫)

歌よみに与ふる書 (岩波文庫)

Twitterにも書ひたが、萬葉集へ歸れ、源実朝礼賛、紀貫之と『古今和歌集』の排撃、などの論点は以前讀んだ時にもう把握してゐるので、新しい發見は無い。が、子規のレトリツクと云ふか、舊歌壇を批判(批評)する意図で上記主張が生じてきてゐる事が窺えて其れは面白かつた。
図書館で正岡子規の全集を借りやうかとも思つてゐたのだが、『歌よみに與ふる書』が存外面白くなかつたのでやめにした。
短歌に関連した書籍を幾冊か借りて來たが、讀みたかつた源実朝の『金槐和歌集』が見当たらなかつたので、歸つてからインターネツトで予約してをいた。
金槐和歌集 (岩波文庫)

金槐和歌集 (岩波文庫)

萬葉集への接近は我々近代人には中々難しいやうである。取り敢へず土屋文明の入門書めいた物を借りてみた。
万葉集入門 (ちくま文庫)

万葉集入門 (ちくま文庫)

正岡子規も全体像を把握したかつたので新書を一冊借りて見た。
正岡子規 言葉と生きる (岩波新書)

正岡子規 言葉と生きる (岩波新書)

それと友人から勧められた本を借りた。
和歌に見る日本の心

和歌に見る日本の心

和歌(短歌)とは違ふが中村葉子さんと云ふ詩人の詩集を借りて來た。
泣くと本当に涙がでる

泣くと本当に涙がでる