ショーペンハウアー(ショーペンハウエル) Arthur Shopenhauer
アドルノはそのヘーゲル論のなかで、ヘーゲルと対比してショーペンハウアーの哲学を下らないと貶した。
- 作者: テオドール・W.アドルノ,Theodor W. Adorno,渡辺祐邦
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2006/03/01
- メディア: 文庫
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と云っても、自分はショーペンハウアーの主著を讀破したわけではない。
- 作者: ショーペンハウアー,Arthur Schopenhauer,西尾幹二
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2004/08/01
- メディア: 新書
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その代わりに讀んでゐるのが、岩波文庫から出ている、比較的薄いエッセイである。
- 作者: ショウペンハウエル,Arthur Schopenhauer,斎藤信治
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1979/04
- メディア: 文庫
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- 作者: ショウペンハウエル,Arthur Schopenhauer,斎藤忍随
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1983/07
- メディア: 文庫
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自殺はまた一種の實驗──人間が自然に向って投げかけてそれへの解答を強要しようとしているような一種の問題、とも看做されえよう。即ちそれは、現存在と人間の認識とが死によってどのような變容を蒙るか、という實驗である。しかしこの實驗は手際が悪い、──何故というに、肝腎の解答をききとるべき筈の意識の同一性を、この實驗は殺してしまうのだから。