書くという営み

宮地香奈さんから代々木公園文芸部『ヨヨミ』第二号を送っていただいた。感謝する次第である。自分も同人誌『攝津正』を刊行して彼女に送りたいが、書けぬ。
書くという営みを持続するのは、楽しいことでもあり大変なことでもある。書き続ければ技術も向上するのだろうか。出版界や文壇を見るに、今後文芸が商業的に成り立つ見込みは余りないと思われるので、対価を求めず書きたいから書くということになるのだろうか。
昨日Ustreamで喋ったが、芸術家や芸能者は障害者である、或いは逆に、障害者は芸術家である、と言わざるを得ない状況になるのではないか。自分の作品を一般大衆に売って生活する労働者としての芸術家概念が破綻し、障害年金生活保護ベーシック・インカム等で扶助されながら作品生活を続ける芸術家、ということにならざるを得ないのではないか。良かれ悪しかれ
この高度資本主義社会で、芸術や芸能、哲学等にしか能がないというのはそれ自体、もう社会的な「障害」と言っても良い。それくらいに思っている。つまりコミュニケーション障害であり発達障害である。そして、それでいい、とも思う。