日記

太陽肛門スパパーン『映画『レフトアローン』オリジナルサウンドトラック』を聴いている。
去勢された少年を愛好する男の物語を書こうと思ったが、手が虚構を綴るのに抵抗するので、保留にした。
無意味に生きていると思った。無意味、無価値で良いとも思うのだが、私が惰眠を貪っている間にも第三世界の人民や子供は死に続けている…といった道徳的言説は苦手だ。確かにそういう世界は悲劇かもしれないが、しかし、私に何ができるというのか? 昔サルトルが、第三世界の飢えて死ぬ子供達にとって文学は無力か? と問うたが、有効なわけがないだろう。それを言うなら文化的な営みの九割九分までが無効だろう。しかし、第三世界の役に立たないから文化芸術が無意味だとはならない。まあ私はそもそも、文化芸術というレヴェルにも達していないのではあるが。
花咲政之輔とその仲間は政治的にも文化的にも一定の成果を収めている。