無題

古くからの会員さんが芸音を辞めたいと言い出した。ただでさえ厳しいうちの家計が愈々厳しくなる。が、どうなるという当てもない。頑張るしかないが、幾ら頑張っても駄目かもしれない。母親の技術は私のものではない。私は、母親のように他人を教えることは、できない。そう考えると、将来が暗くなる。手に職もない、何の資格もない、社会人経験もまるでない36歳の私だ。生活能力0だ。
こんな攝津家に嫁ごうなどという人はいないだろう。大体性機能障害だし。いやパートナーシップは性だけじゃないだろうが、性も重要な要素だろうし。性がまるで駄目ってのはマイナス評価でしょ。いや、分かっちゃいるんだけどね。
文芸書を幾冊か広げて見て、文芸も難しいなと感じた。易しいことなどありはしない。そもそもただ生きることだって、こんなにも困難だ。いつになれば楽になれるのかは分からぬ。
オーネット・コールマン・トリオのゴールデン・サークルでのライブを聴いてるが、やはりオーネットは自由だな。凡庸な感想だが。
できることの余りのなさに憂鬱になり、窮屈な思いをするが、致し方があるまい。宿命と考えて諦めるよりほかないだろう。