Free / Share

私が連想するのは、mixiFaceBookTwitterYoutubeUstreamニコニコ動画などといったものですね。これらは無償(フリー)で共有(シェア)するものです。しかも、資本制のビジネスとして成り立っている。

2ちゃんねる管理人で、現ニコニコ動画管理人(ニワンゴ取締役)のひろゆきとかも、私は一定、凄いと思っているんですよ。彼は、インターネットは無料という文化のなかで、いかにしてビジネスを成り立たせるかを考えているから。

Free、Shareという価値観は、オフラインでも成り立つだろうけれども、特にインターネットにおいて顕著だと思います。そして確かに、インターネットのコミュニケーションはスローというより、ファストです。しかし、私達は、といって語弊があるなら少なくとも私は、インターネットを全くやめてしまうということはできない。今日も沖縄の友人と、3時間もSkypeで話しましたが、Skypeは電話と違い、まさに無料(フリー)なのですね。この便利さと、経済的節約の効果は絶大です。

しかし他方、余りに加速したコミュニケーションが、現代人に多大なストレスを与えている可能性があることも指摘すべきでしょうね。

補足すると、このメーリングリストにメールを投稿したからといって、円であれ地域通貨であれ対価を求めたりしませんよね。この交換、交流は純粋にフリーでありシェアであると思います。

FaceBookに「イイネ!」ボタンというのがあって、mixiもさっそく真似しましたが、これは便利、というか、或る意味地域通貨「的」なものだと思うんですよね。というのは、名誉或いは評価の指標になると思うからです。

LETS-Qの生みの親である西部忠さんという経済学者は、地域通貨の「文化的メディア」としての機能を強調していたんですね。そのことに全く異論はないのですが、ただ、文化的メディアというのなら、必ずしも貨幣でなくても良く、例えば言葉でもいいのではないか、とか思ってしまう。

経済的ということでなく、名誉の指標ということなら、地域通貨投げ銭ではなく、「イイネ!」ボタンをクリックすればいいではないか、とか思うんですね。まあ、これもコミュニケーションのファスト化と言えば言えるんで、頑固に反対している人もいますけれども。地域通貨に対して、無償の愛を数値化するのか、と反対する人が絶えないのと同じです。