草の根的な表現活動

ゆうゆうさん、日本自立プロジェクトの皆さん、こんばんは!
地域通貨研究所です(^^)/

辻信一さんの著作を熟読したり、地域通貨運営に携わった経験から思うのは、いわゆる「先進」諸国では、「プロフェッショナル」と「アマチュア」の差が開き過ぎている、言い換えれば、私達普通の市民、国民は、「クリエーター」と呼ばれるごく一握りの職業「芸術家」に創造活動を委ねてしまっており、自らは「鑑賞」に専念している。この「分業」は不幸なことではないのか? という問題提起があります。

草の根的な生産と消費ということですが、例えプロ的な技を提供できなくても、アマチュア的或いはセミプロ的な草の根的な技でも、地域通貨市場では通用する、評価されると思うのです。円では喰っていけなくても、地域通貨市場で評価されるということは十分あり得る。勿論、地域通貨ではすぐには喰っていけないとしても、地域通貨市場で評価されることが、励みにもなりプライドにもなる。

私のピアノ演奏、津軽三味線演奏、また、哲学や文学などの文章は、プロ的なものではないかもしれません。プロとしての水準には達していないかもしれない。しかし、そういう素人の作品が、地域通貨で交換される可能性があるのです。

単に受け身の消費者、鑑賞者に留まるのではなく、自ら演奏し、表現する喜びを取り戻すこと、これこそ大事なことであり、それは、昨今の「オヤジバンド」ブームからも明らかではないでしょうか。

私は、はてなブログYoutubeUstreamに対して、円は勿論、地域通貨での対価もいただいておりません。無償で提供しています。でも、それでもいいのだ、と思っています。Ustreamでは仲間、友人ができています。小さなコミュニティ、仲間集団ができているのです。そのことは貴重だと思います。