ピン作りの分業

アダム・スミス、有名なピン作りのところ(冒頭)読んだんだけれど。
職人が一人で、ピン作りの全ての工程をやる場合、一日に1本か、多くて20本程度のピンしか作れない。ところが、十余人で分業して作業したら、一人当たり一日4800本(!)ものピンが生産できる。労働生産性が飛躍的に上昇しますよ、という話。
これ読んで、浦安の倉庫で単純作業、肉体労働していた頃のことを思い出したのね。あそこでの労働も、分業だった。生産性を上げろとも社員さんから常に言われていたし。労働生産性を上げ続けよというのが資本主義の使命なんだろうけれども、人間だから、ミスも犯すし、うまくいかないこともある。そうすると叱られたり左遷されるんだけど。
きつい仕事だったなあ…。と思い出す。