地域通貨起業論

村上隆が『芸術起業論』ならば、私は、地域通貨起業論だ、と思うわけである。生存、生活するのにカネは必要だ。それは疑いない。だが、それが全てではないだろう。市場に評価されて初めて、芸術が芸術たり得るという考えを、私は支持しない。
それに、市場といっても「しじょう」と「いちば」がある。小規模な「いちば」から始めて、「しじょう」へと進む、というのも、十分あり得るのである。