ジャズと地域通貨〜LETS-j

ジャズ喫茶やライブハウス、ミュージシャンや批評家やファンなどを巻き込めれば、ジャズの地域通貨LETS-jは面白いだろうな、と思った。が、ジャズメンの大多数のように、喰っていけない、或いは喰えててもぎりぎりみたいな人には、使えぬ貨幣など拒絶されるかもしれぬとも思う。ジャズ喫茶やライブハウスなど商店や企業をどう説得するかも白紙だ。
しかし、遊戯とかゲームのノリで始めてしまい、いつのまにかとんでもないことになる、という展開があれば面白い。面白いが、面白がってくれる人、楽しんでくれる人がいるかどうか。LETSは快楽的であり、功利的である。が、そのように理解してくれるかどうか。
地域通貨というと、子供銀行の玩具の紙幣だと馬鹿にする人が圧倒的に多いが(例えば2ちゃんねるでも)、玩具という比喩を真剣に考えてみると、面白いかもしれぬ。遊戯、ゲーム、玩具などに否定的な評価しかしないのは一面的である。
でもそうすると、ただ遊びならもっと面白いのがあるよ、と反論されそうだ。確かにそうかもしれない。人は未知のものには憧れるか、恐れるかするものである。これは詐欺なのではないか、騙されているのではないかと疑念を抱くものである。だから、信用なり信頼が問題になるのだが、さて貨幣の信用なり信頼は何処から来るのか。熟考が必要である。