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Let's Go With Tadashi SETTSU!
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2011年1月3日（月）

Twitterで訊ねられたので答えたが、私は日本の地域通貨運動は全く失敗したと思っている。Qが良い例だが、レインボーリングその他も低調であり、多少なりともうまくいっているといえるのは安房マネーくらいなものである。それは、資本主義のグローバル化によって失われた地域共同体を回復しようという試みが、特に都市においては、全くうまくいかないことの証拠である。「市民通貨の小さな王国」（柄谷行人）は全く妄想に終始したのだ。

経済でなく、単に名誉を求めるなら、FaceBookの「イイネ！」ボタンなどで良い。何も通貨、貨幣である必然性がない。経済性（それで喰っていける）を目指すとすればきちんとした制度設計が必要だ。それにしても、日本の地域通貨運動は性急過ぎた。左翼がそれに飛び付き、次いで放り出し、今はベーシック・インカムなどと言っている。私が日本の左翼を信用できない理由の一つはここにある。君らはしょっちゅう、主張をころころ変えて恥じないではないか？　何か一つでも持続して、実現し得たことがあるのか？