Bud Powell Trio

バド・パウエルの芸術

バド・パウエルの芸術

名盤の基準が、何十年、何百回(何千回)聴いても飽きず、絶えず新しい発見があるということなら、このBud Powell Trioの1947年と1953年の録音はまさに「名盤」の名に値すると言えるだろう。もう暗記するほど聴いているのだが、一向に飽きない。以前は1947年録音の神憑り的な指捌きに耳が行っていたが、最近は1953年録音の不安定さも味があっていいなあ、と感じている。