Sonny Rollins, A Night At The Village Vanguard

コンプリート・ヴィレッジ・ヴァンガードの夜 Vol.1

コンプリート・ヴィレッジ・ヴァンガードの夜 Vol.1

ヴィレッジ・ヴァンガードの夜

ヴィレッジ・ヴァンガードの夜

Sonny Rollins, A Night At The Village Vanguardを聴いて、Saxの音を聴く喜びに浸る。ここでのRollinsはPianoless Trio編成で、伸び伸びと吹いている。Rollinsの良さは何といっても、伸び伸びとしているところで、それは彼の代表作のほとんど全てに言える。どんな編成、メンバーであろうと、どんな曲をやろうと、いつ何時も、御大Rollinsは泰然としている。聴く側は、それに魅せられるわけだ。John Coltraneと比べると、よく言われることだが、Coltraneは真面目人間、音で空間を埋め尽くす。対してRollinsはとぼけたフレーズでユーモラス。どちらが良いというわけではないが、素晴らしいSax奏者であることには間違いがない。