快楽殺人について

羊たちの沈黙』以降、映画、ドラマ、漫画などで快楽殺人者(倒錯者)が取り上げられることが多いが、私としては他人事ではないなと思っている。というのは、私も幼い頃から、破壊衝動や殺人衝動に悩まされた経験があり、思春期には自分が将来快楽殺人者になるのではないかと恐れていた経緯があるからだ。そのことは以前、mixiTwitter、ブログなどで書いたと思う。
思うに本当に「快楽殺人」というサド的な契機はあるのだと思うし、それを実行する人々も間違いなくいるのだろうと思う。人倫とか理性による理解の外にいる人というのは現実にいる。問題は、そういう人に対して社会がどういう反応をするかということだろう。
私自身については、精神病で疲弊したので、殺人する気力や元気も残っていないだろうと思う。自分はごく普通の、平凡な幸せを望むのみである。私は、古代的な豪奢に魅せられていたのだが、それは歴史的にしか存在し得ない。

セブン [Blu-ray]

セブン [Blu-ray]

ケイゾク DVDコンプリートBOX

ケイゾク DVDコンプリートBOX