模倣(続き)

もう5年も前になると思うが、タニケンに連れられて無料の「サッチモ祭」に行ったことがある。そこで、日本ルイ・アームストロング協会会長のトランペッター、外山喜雄の演奏も見たのだが、複雑な気持ちになった。
彼は、サッチモルイ・アームストロングの演奏や歌のみならず笑顔まで真似たというのだが、mixiでは揶揄する発言を散見したが、そこまで「模倣」に打ち込むのは凄いと思う。凄いと思う反面、これでいいのか、とも思うのである。
それは彼に限らず、全ての日本人ジャズメンの問題であろう。「日本のチャーリー・パーカー渡辺貞夫や、「日本のマイルス・デイビス」日野皓正など、枚挙に暇がない。そういう問題意識を持つこと自体が「古い」という考えもあるが、どうなのだろう。正直、分からない。

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