ワナビー作家

作家になりたいとTwitterに書いて、何か書きたい対象があるのかとタニケンに問い返され、考えてみたら積極的に書きたいものは何もない。青少年の頃は同性愛について書きたかったが、今は書きたくない、というか、自分にそれについて書く資格がないと感じる。
自分は同性愛を誤解していた。
現実の同性愛社会は、自分が想像していたようなものではなかった。自分はそれに適応できなかった。
小説に描きたいと思える対象はないし、批評や論文で論じたいと思う対象もない。自分には「自分」という対象しかないのだ。自己愛? 多分。