の整理

ルソーの『社会契約論』でも読もうかと思って書棚の整理を始めたら数時間掛かり、しかも汗だくで二度水風呂に飛び込んだ。
結局、ドゥルーズ=ガタリの主著を出してきて少し読んだ。現代思想おたくの私は、結局こうなる(藁)。それと、フランス語では、マルシァル・ゲルーとピエール・マシュレのスピノザ注釈を出してくる。ゲルーのは分厚い2冊組、マシュレのは全5巻である。読めるものではない!
イギリス経験論、大陸合理論、カント、ドイツ観念論ヘーゲルキルケゴールニーチェハイデガー…も出してきた。プラトンも。
結局、哲学をやるとは、古今東西の哲学テキストを全部、隅々まで一行一行精読するという不可能な営みなのではないだろうか。全部・全体を読破するというのは激しく無理である。

まあ哲学もだが、小説も読みたいなという気持ちもあり。バルザックとか入門したいんだけれどもね。日本近代文学も。あれこれ読みたい。だが読む時間が(笑)。
関係ないが、昨日「シェストフ的不安」で検索したらヒットした長崎大学かどこかの文書(PDF)が面白かった。三木清などを論じているんだが、結構勉強になるし、面白い。日本浪漫派とか。私は保田は退屈で読めないんだよなあ。亀井勝一郎は読もうとしたことがない。
三木清全集とか読むべきですかね? 三木は各方面から馬鹿扱いされていて気の毒だ。私は彼の処女作、パスカル論を読んだことがあるが、秀逸だと思ったよ。うまいことハイデガーパスカル読解に応用してね。まあ、そういう器用なところが逆に嫌われるんだろうとは推測するけれども。