唯ぼんやりとした不安
手近にあった哲学書を見た。ジル・ドゥルーズの『スピノザ──実践の哲学』(平凡社)とジョン・ロックの『人間知性論』(中公バックス世界の名著)を少々。それと、フランソワ・ズーラビクヴィリ『ドゥルーズ──ひとつの出来事の哲学』を少し。検索してみて、ズーラビクヴィリが自殺した、ということを知る(http://chaosmos.blog11.fc2.com/blog-date-200606.html)。自殺した哲学者を研究していた哲学者の自殺。軽く眩暈がするとともに、死への誘いと軽い驚きを感じる。
- 作者: フランソワズーラビクヴィリ,Fran〓@7AB7@cois Zourabichvili,小沢秋広
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 1997/02
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 5回
- この商品を含むブログ (10件) を見る
この不安感の前には哲学も心理学も、芸術も、何の役にも立たない。
関係ないが、ヘーゲルやフッサール等を一階に降ろしたのを思い出し、読もうと思い立って整理に赴いたが、予想外に一階にある書物が多く、全部を二階に持って上がるのは断念した。手近にあればヘーゲルもフッサールもメルロ=ポンティも読むかなと思ったのだけれども。
明日は図書館に行くつもりだ。今日は休館日の筈。