読書メモ

『神話が考える』『差異と承認』を読む。
いや、読んだといえるのだろうか。圧倒的に、分からなかった。なんというか、住んでいる「言語」が違うという感じ。現代の優秀な批評家や研究者は、こういう言葉に住んでいるのか。私の言葉は明快で、深い意味などなく、吹けば飛ぶようなものだが、彼らの言葉は私の力の及ばぬところにある。
故に具体的感想を記すこともできぬ。フィヒテ自然法論が承認の問題を孕んでいたというのは新しい発見だったが、それこそフィヒテを熟読して考える必要があることのように思う。
『神話が考える』はなお分からなかった。福嶋が参照しているニコニコ動画等、私も使ってはいるのだが、多分使いこなせていないのだろう(「タグ」等)。私は決定的に時代に乗り遅れている。村上春樹も読んでいないし。ゲームもやっていないし。

神話が考える ネットワーク社会の文化論

神話が考える ネットワーク社会の文化論

差異と承認―共生理念の構築を目指して

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