夢は忘れることにしている。

精神病様の地獄のような悪夢(ゲームに閉じ込められそこから逃げられない)は速やかに忘れるようにしている。
以前、大学院を出て暫くの間は、一日6時間くらい掛けて(どんな暇人だよ!)夢分析に励んでいたが、そういう時間が惜しいと思うようになった&夢を詳細に思い出そうとするのは症状悪化のきっかけになるだけということを悟り、記述と分析をやめた。
それにしても、精神病様の夢を見るたびに、ドゥルーズ=ガタリ器官なき身体の理論が正しいことを実感する。感覚の強度が半端なくなり、強烈なリアルに曝され、何度も身体がバラバラになる感覚を味わい、それは身体表面のピリピリする感電様痛覚によって覚醒後も継続する。余韻というか。
昨晩考えていた、思い出していた人生の黒歴史、辛い思い出について書こう。それは精神病が酷かったのにデモやイヴェント、集会に足繁く通っていた頃のことだ。タニケンを連れて、パレスチナ分離壁に反対するイヴェントに行った。私はコントミンという強い薬を飲んでいた。そして、転倒してしまったのだ。その時のことは明晰に覚えている。全身から力が抜けるような、コントミン独特の副作用である。精神病が酷かった頃の記録は私の二つのブログ(攝津正(femmeletsの日記)と夢目記)の過去ログにあるので興味ある方は覗いてみていただきたい。