子離れ親離れ

両親は、私が同性愛者で精神病者精神障害者)であることを頑として認めようとしない。両親にとって、私は光り輝く希望の星、完全完璧な天才でなければならないのだ。だから、カミングアウトも両親との対話も不毛に終わる。「自分の子供がそんなはずはない」という論理で押し切られてしまうからだ。そして、私はその理解のなさを諦めている。独立・自活する気もないし、その能力もない。意欲もない。
両親は私が男の子が好きだということも、死にたいということも、真剣に受け取ってはくれないのだ。
私も、親離れできていない。親なしでは、一人では全く生活できない。
病理的な家族関係だと思うが、35年間変わらなかったので、今後も変わる可能性はゼロだと思う。私は両親が死ぬまで両親に尽くし、「良い子」を演じ続け、両親が死ねば私自身もこの世から消える。それしかないのではないだろうか。