4(完結篇)

帝国在住の闇のソーシャルワーカーデス見沢先生に本稿を見せたところ、「スピノザとかどーでもいいんだよな。キミまだかっこつけてるね。このごにおよんで」と言われたが、私は別に格好つけているわけではなく、本音で書いているだけである。また、拙ブログに興味深いコメントが寄せられたが、そこでkawaaiさんが、「しまいには、消費できるものがなくなって、自分自身を消費せざるを得なくなる(オトコを呼んでそれをブログで実況するとか)それが今の状況なんじゃないか、と失礼ながら思いました。」とコメントを寄せてくれたが、失礼では全然なく、非常に公平で正当な分析、批評だと感じた。実にその通りである。私が求めているのは、芥川龍之介が求めた「火花」、神経の火花に近い。他にそれを求め、それが得られぬと、自分自身をネタに発火するよりほかなくなる。そういう構造は確かにあるのだ。それを自覚もしているが、kawaaiさんのコメントはずばりそれを言い当てた。言い当てられた私は、嬉しい気持ちである。
私は、今後どうやって生きていくか腹をくくった。倉庫を辞め、芸音音楽アカデミーCafe LETSに賭けてみる。賭けに敗れたら、それこそ道路工事の人夫でもサンドウィッチマンでもティッシュ配りでも乞食でもやろうじゃないか。今、晴れやかな気分である。死は思わない。(完)