小人(しょうじん)豹変す

社民党のKさんから折り返しの電話が掛からないので、こちらから掛けたところ、昨日の段階できっぱり断っていたのに、一日で豹変するのはおかしい、また、他の人にも依頼をしてしまって今返事待ちだとのこと。また、私の両親は反対している。まあ、そうだよなあ。自分でも自分の気分・感情の変調がわからぬ。他人に余り迷惑を掛けてもいけないなあ。
Kさんの電話越しの声には、私の一夜にしての豹変への、不信・不審、疑惑、迷惑といった感情がありありと聞き取れた。くどくどした言い訳は、要するに、時遅し、という意味だった。一日違いで! ということ。私は、正気に戻ったと思ったが、狂気なのだろうか? 躁状態なのだろうか? Kさんにこちらから電話したのも、躁がなせるわざだったのか? 一夜で変わったのなら、一夜で元に戻らぬとも限らぬ。Kさんが警戒し、私を信用しなかったとしても、別の人に演奏を依頼したとしても、それは当然であろう。私は、人前で演奏する機会を、また一つ逃したわけである。今後声が掛かることもないだろう。だが、それもやむを得ぬのではないか? くよくよしても、仕方がない。そう思うが、何故あんなにすげなく断ってしまったか、と後悔せずにはいられない。欝だったからだが、欝で政治に関わりたくなかったからだが、ピアノを演奏できるというのは滅多にない機会である。それを逃したのは惜しかった。かえすがえすも。