ドラえもん v.s. 土座衛門

俺と前田さんの関係はのび太ドラえもんの関係みたいなものだとラジオで喋った*1。そして俺はのび太であるだけでなく土座衛門である。ぶくぶくに膨れた水死体だから。水死体浮上っつーのは俺が浮上するっつーことですよ。俺が浮上してどーなるのかはわからんが。

ジャズを巡って俺と前田さんの関係性に危機が訪れつつあるように感じる。前田さんは個々のアーティストではなくジャズという「ジャンル全部」に批判的なように思う。モンクだけ例外というわけだ。実は俺も、高校生の頃は同様の聴き方をしていた。モンクだけ別格で例外という。だがその後、ジャズの他の側面もいいじゃん、パーカーもパウエルもいいじゃん、マル・ウォルドロンもいいじゃん、みたいになってきてさ。で、闇のCD3000枚に到達するんですけどね。3000枚もあるのに買い続け借り続けるのは異常だが如何ともし難い。狂気だから。いやー狂気っつーのを言い訳にしてはいかんね。だけど責任能力ないよ。まじで。

俺はジャズがやりたいんだが、俺のジャズは他人のとはズレているように思う。だからある時期それをhentaiと言ってみたりもした。だがやっぱりジャズだ。ジャズがやりたい。だが、スイング感もなく、テクニックもなく、何もかもがないのだ。俺には何もない。

といって嘆いていると俺を褒め殺してくれるのがドラえもん=前田さんなのだが、前田さんというこの稀有なドラえもんも俺という土座衛門を救うことはできないだろうな。俺は破滅、終末に向かってどんどん進んでいく。モーゼス・ヘスが望むようにね。破滅型作家(嘘)。

平成の無頼派と名乗ったこともある。だが小心者のマザコン無頼派などあり得ようもないだろう。俺はただ端的に駄目であり、惰民であり、苦しく無能で宿命から逃れられぬだけなのだ。無頼派とかいっても、中村うさぎの『狂人失格』に負ける程度の無頼派ですよ。要するに駄目だってこと。生きられないってこと。あ、また言った。口癖だ。あはは。

なんてね。お喋りするのも不安だからなんですよ。他に不安の解消法がない。喋りに喋るより他にはね。聞かされるほうは迷惑だと思うが堪忍してくれ。俺には他にどうしようもないのだ。

*1:前田さん=a−29=typea29ですよ。