パスカルの『パンセ』(新潮文庫)

七七 私はデカルトをゆるすことができない。彼は彼のすべての哲学において、もしできたら神なしですましうることをのぞんだかもしれない。が世界に動きを与えるためにはどうしても神をして一と押しさせないわけにはゆかなかった。しかしそれをさせたあとはもう神などは彼にとりどうでもよいものになってしまっている。

パンセ 上巻―冥想録 (新潮文庫 ハ 4-1)

パンセ 上巻―冥想録 (新潮文庫 ハ 4-1)

パスカルが言うのはどうでしょう、当たっているでしょうか?