大塚英志『「彼女たち」の連合赤軍──サブカルチャーと戦後民主主義』(角川文庫)
後期吉本隆明論など非常に面白く読んだが、思想的放蕩息子の母のもとへの帰郷=「転向」という議論に注目したい。僕も母のもとへと帰ったが、それは「転向」なのか。Q-NAMの頃は実家住まいではあったが、心ここにあらずで、常によそにいっていた。Q-NAMを清算して母のもとへ帰った。それは「転向」なのだろうか?自分では転向していないつもりでも、やはり転向なのだろうか。最近右傾化が著しい気がするが、それは錯覚ではないのか。
「彼女たち」の連合赤軍 サブカルチャーと戦後民主主義 (角川文庫)
- 作者: 大塚英志
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2001/05/24
- メディア: 文庫
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