おはようございます。

Dさんの日記に、自助努力しない奴は死んで当然、というのがあって、考え込む。それって19世紀流の資本主義と同じなんじゃないだろうか。明治時代に、スマイルズの「天は自ら助くる者を助く」の『自助論』が翻訳されて反響を呼んだり、そういう世界のような気がする。

僕は犯人に同情しているわけではないですよ。人を殺すのは良くない、と常識的・通俗的にもそう考えている。が、そこに至るもろもろに関して、その余りの孤独さに涙が出る、と言っているのです。

犯人が異常者かどうか、「気違い」かどうかというのは、精神鑑定を待ちましょうよ。そしてこの日本では、精神鑑定の結果がどうであろうと、多くのケースで完全責任能力ありと判断されて死刑になる。そういう国なんだ、日本は。

僕だって異常者、「気違い」のはしくれですよ。誰も殺しませんが。追い詰められたら、他者を殺すより自分を殺すほうを選ぶだろうと思いますが。でも、弱者も生きられる世の中がいいです。