三流物書き志望者の日常 その16

家族3人で夕食を終えた。トイレには行ってない。

バド・パウエルを聴き返そうとしたが、どういうわけかCDコンポの調子が悪く(こうしたことは頻繁にある)、再生が出来ない。そこでハンク・ジョーンズチャーリー・ヘイデンのデュオという珍しい取り合わせのものを聴きながらこれを書いている。

自分の日記を再読しつつ確認した限りでは、2008/3/20頃から執拗な頭痛なり腹痛・腹下しに悩まされているようだが、これは精神病性 or 神経症性の不安の身体性表現だろうと見た。「俺は神」などと独語しながら頭痛がしているというのは、明らかに精神病的 or 神経症的である。

今日の腹痛も身体性表現、ありていに言えばヒステリー症状の可能性が高い。他者達の眼差しに怯え、自己を卑下する感情が、身体的苦痛として表現されていると分析した。

例えば老母は、東京に出てクラブでピアノの仕事を探せと言う。だがぼくは、上原ひろみ山中千尋鳥尾さんなど若手ジャズピアニストの水準をチェックして、自分が敵う相手かどうか調べている。で、到底無理だと判断しているわけだ。老母の判断のほうが現実味がないと思う。

冷静に見れば、ぼくはもう絶対的に絶望したほうがいい。義父も後1年だけ働くと言っているが、住宅ローンはそれからも丸1年残っているわけだが、それをぼくが一家の大黒柱となって働いて支払っていくというのは到底無理としか考えられない。肉体労働は出来ない、が芸術や哲学、文学も駄目だとなれば、まるで生きていく道はないだろう。さらに、現在の主治医も前の主治医も、ぼくに関して、精神障害者年金受給に否定的なのだ。尤も月70,000円の収入があるか、どうかなど、焼け石に水と言えば言える。ローン返済には、300,000円近いお金が毎月必要になるからだ。芸音音楽アカデミーだけでそれだけの収入をあげるのは不可能である。といって、店にするのもどれだけ難しいかは、あかね当番をやっていてよく分かる。アルコール類の仕入れ、食材の仕入れや料理、接客、トラブルへの対処……。そんな仕事をこなす自信はぼくには全くない。

ぼくは自宅店舗で何度か起業しては失敗している。一回目は「ばけものや」という古本屋を始めた時で、プロが来て値打ち物だけを買い漁られてお終いだった。二回目は「Cafe LETS」と名乗ってフェアトレード商品を扱った店を開いた時で、お客さんは0、当然収入も0だった。

ぼくは自分の経営の才能に完全に絶望している。「武士の商法」とはこのことで、融通が利かないし、不器用だし、まるで損ばかりしている。どうしようもない。といって、どこかに勤めるのも無理だと思う。地方公務員上級の試験を受験したこともあるが、落ちた。正社員を目指して就職活動をしたこともあるが、次から次へと落とされ、気持ち的に限界になってヤメた。要するにぼくは、鎌田氏が言った通り「屑」なのである。人間の屑。屑には屑なりの気概もあろう、とジャンクな文章を書き散らしていた時もあるが、所詮持続しないし、売り物(商品)にならない。ぼくは本当に、何もしたくないのである。が、何かせねばならないという強迫観念があり、行動をせきたてる。が、それに応じて決起してみたところで、その結果が骨折だ。まるで駄目人間である。生きていること自体が申し訳ないと思う。暗い結論だが、どうしようもない。

と、ここで一旦送る。脳を休ませる*1

*1:これだけ暗くて長い文章を書いたの久しぶりのような気がする。っつーか自分、どこまで暗いんだ(笑)。本当に根暗だなぁ。自分で自分に呆れるが、それが自分なので受け入れる他ない。生きれ!自分。息しろ!自分。自分ファイト!!!!