『群像』掲載

明日発売の『群像』に連載の、雨宮処凛プレカリアートの憂鬱」でぼくが取り上げられる。さっき本が送られてきたので、ざっと見てみたが、第一に感じたのは、違和感だ。ぼくは文芸誌を愛読してきた経験はないし、今も愛読していない。「文学」と呼ばれる曖昧な領域に属する他のもろもろの文章の狭間に、ぼくの経験が書かれていることに、奇妙な感覚を覚えた。「ここは自分の居場所じゃない」、そんな感じだ。

カントがどうの、小林秀雄がどうのと語られている中に、ぼくの労災経験が書かれた文章はそぐわない、そうも思う。だが、書いてくれた雨宮さんには感謝している。