あかね水曜日誌 2007年8月29日/攝津正(あかね水曜当番)

18:00にあかねに着くと、当番のKがいる。彼は前日からあかねに泊まり込んでいたようだ。夏風邪をひいているらしい。Kから、常連のNがSの家を出て、手製のリアカーで全財産を持ち歩き、野宿者寸前状態だと聞く。あかねの前に手製リアカーとNの全財産が置いてあった。Nは、あかねに寝泊りしているという。あかねを去れば、公園に寝るしかない状態だという。私は、「もやい」などに相談してみればどうか、と提案する。

19:00頃一緒にあかね当番をしているYが来る。3人で話していると、鹿児島の実家に帰ったSが5歳の子どもを連れて来る。懐かしい思い出話などに花が咲く。そうこうしているうちに、K2、M、S2が来店。彼・彼女らは、早稲田大学のエジプト展を観た後、飯田橋のポエトリー・イン・ザ・キッチンに行き、そこからあかねにやってきたとのこと。S2(女性)は、革命的非モテ同盟のメンバー。4歳の時に結婚はしないと宣言したとか、当時から生きているのが嫌だったなどの話を聴く。

あかねでは、スタン・ゲッツジョン・コルトレーンバド・パウエルチャーリー・パーカーなどモダンジャズの名盤をたて続けに掛けるが、今いち乗れない感じ。

さらに数名、利用者が来て、「何も無い夜」にしては大変盛り上がってきたところで、私は終電で帰宅した。