ドゥルージアン廃業宣言

今までもまともなドゥルージアンだったとは到底言えない私だが、この度ドゥルージアンをヤメることにした。理由は簡単で、彼の主著がどれも読んでも理解できないことに気付いたから。20年も読んできて、今頃気付いたのかよ、と嘲笑する声が聞こえる気がするが(笑)、まあしょうがない。

これまでは、ドゥルーズの主張が理解し難いのは翻訳が悪いのだろうと思っていた。ところが、最近改訳されたのに、それを読んでも理解できないということに気付き、もうこれは駄目だと思った。合理的・論理的に考える限り、自分にはこれらの言説を理解することはできないと思った。

ガタリ派スキゾ分析家っつーのも同時廃業かな。ガタリも『分裂分析的地図作成法』は本当にトンデモだと思うし、分からないことも多々ある。フランス現代思想というのは問題がある思想運動なんですよ。

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