まるごと☆リンダちゃん #46 ご挨拶

梅雨入りと聞いてますが、雨は降らず、暑い毎日。こんな時は、サイダーに林檎酢を混ぜて飲むと、冷たくて美味しいですよ。

電車の中でドゥルーズの哲学について考えて、後どのくらい生が残されているのか分かりませんが、一生を掛けて読んでも彼の主要著作、特に『意味の論理学』と『アンチ・オイディプス』の一定部分は理解できないだろうな、と思い、少し寂しくなりました。世界中に多数のドゥルージアンがいると思いますが、そして私もその一人ですが、その大多数はドゥルーズ思想の或る部分を理解できずに一生を終えるのではないか、と思います。ドゥルーズの思考の最も独創的な部分は、容易に理解できるものではなく、近づき難いものです。しかし、それでも私は毎日、毎年ドゥルーズを読み続けるでしょう。死ぬまでにドゥルーズ研究書、入門書の一冊も上梓できないだろうと予感しつつ、単純に、純粋に、好きだから読み続けるのです。その意味で、私は哲学のアマチュアであり、そしてそのことを恥じてはいません。愛故に読む、そしてテキストに寄り添って考える、その喜びを恥じてはいません。私の考え方は偏向しているだろうし、欠陥も多いでしょうが、自分自身の特異な思考を徹底して突き詰めていこうと思いました。

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