ボーン・コレクター

金曜映画劇場で家族と一緒に観た。最初は観続けるのが苦痛だったが、徐々に慣れてきた。謎に比べ、その真実なるものがあっけないというか、竜頭蛇尾な印象。ジジェクが取り上げそうな映画だなと思うが、ジジェクは大衆映画を実は馬鹿にしている。インタビューで述べているが、彼は本当は大芸術のほうが好きなのであって、サブカルは「仕事」と割り切って観ているのだ。映画に対する態度では、ドゥルーズジジェクは対蹠的に見えるが、実のところ「真正の」芸術作品しか愛していないという点では同じだと思った。☆3つ