哲学書が難しい
当然なのかもしれないが。先日、ホワイトヘッドの『思考の諸様態』を軽く読み流してみようと思って挫折した。読解力落ちてるな〜。難解な哲学書を読むより、漫画なり新書を読むほうが楽だからね。人間、楽なほうへ楽なほうへと流れていくもんです。
今、中国にいる友人らとチャットで読書会やっているんだけど、ウィリアム・ジェイムズの『宗教的経験の諸相』の話になって、「病める魂」っていう一番有名な章と初めの章を読み返した。面白かったですね。
今風にいえば、ポジティヴィティとネガティヴィティっていうか、ベタとネタ(アイロニー)っていうか、意識の経験としてのありようの違いみたいなのが提起されているのは面白かった。
ウィリアム・ジェイムズ、ベルクソン、西田幾多郎は宗教的経験を重視している。同時代にマルクスやニーチェなどの宗教批判があったのだから、その時代錯誤は滑稽にも見えるけれども、宗教と宗教批判は紙一重でしょう。20-21世紀を生きるわれわれには想像もつかない切実な問いがそこにはあったんだと思う。
- 作者: A.N.ホワイトヘッド,藤川吉美,伊藤重行
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とか、
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