議長! 議長! 改憲に反対します!

津田沼パルコでCDを買い込み、宅急便で自宅に送っていただくことに。その後、国会・永田町に移動。先ず、議員会館へ。民主党社民党の議員を中心に回り、福島みずほさんの秘書さんとアポイントメントを取る。水曜にあかねワークショップの前にお会いすることにした。議員会館の次は、政党の事務所回り。共産党は事務所が代々木なので、とりあえず社民と民主を回る。社民党の事務所では、憲法問題担当の方の連絡先をうかがい、電話連絡してからお会いすることになった。民主党の事務所では、今日もじっくりお話しを聴いていただき、感謝する。民主党の方は、改憲もだが、教育基本法共謀罪も問題だと言ってくれたが、それが嬉しかった。

その後、代々木公園でホームレスをしている小川てつオさんといちむらみさこさんのところへ向かう。エノアール・カフェでカラオケをするので、カラオケの歌詞カードを持参して欲しいと頼まれていたのだ。今日のパーティはいちむらみさこさんの出版(『Dear きくちさん』)のお祝いの会でもあった。私は代々木公園で気持ちよく午睡を愉しみ、体中蚊に刺されて痒くなる。

http://kyototto.com/

いちむらみさこさんの本の帯には、ブブ・ド・ラ・マドレーヌさんという方の推薦文が付いていた。ブブさんというのは、美術作家で、生活のためにセックス・ワークをしている方で、ダムタイプとも関わりのあったという人である。京都にヘンナニジイロ祭に行った時、お会いしお話しもした。

岡崎乾二郎さんのような「天才」も確かに素晴らしいが、公園でホームレス暮らしをしながら毎週絵の会を催しているいちむらみさこさんや、セックス・ワークをしながら美術製作をしているブブさんのような方の活動に共感するし、励まされると感じた。資本主義的な価値化にそぐわない美術や音楽などの表現者は暮らす、生活するということそのものが大変であったりもするのだが、それを何とか切り抜ける作法・習慣を持っている人達は素晴らしいと感じる。

6時から、曙橋に移動し、ビデオアクトの杉本健太郎さんからお誘いいただいた「9条改憲阻止の会「10/21国際反戦デー実行委員会」」の会議に参加した。安保世代の皆さんの情熱にとても感心し、宣伝に協力し積極的に参加していくことを表明した。新宿への帰りの道すがら、知る人ぞ知る元・赤軍派議長の塩見孝也さんとお話しするが(以前矢部史郎さんが経営する新宿歌舞伎町の『じゃこばん』でお会いしているので、お会いするのは二度目)、その飾らない人柄に心打たれた。長年地道に活動を継続し、非転向を貫いている方には、どこか尊厳というか人間的魅力というか、ユーモアというか、そんな何か励まされるものがあると感じた。プレカリアートの運動や反改憲の運動、さらに柄谷行人の新著『世界共和国へ』などについて意見交換し、とても充実した愉しい交流の時を過ごす。こうした時は生きていて良かった、幸せだと実感する。人と交わるというのは本当に素晴らしい。議長はmixiもやっている(!)とのことで、早速マイミクを申請した。

http://homepage2.nifty.com/patri/

津田沼まで帰ってきて、猛烈に空腹感を覚えたので、我馬らーめんという店でチャーシューメンを食べたが、これが最高に旨かった。生きていて良かった、とまた思った。今日は生きていて良かったと思う瞬間が多い日で、電車内や議員会館などでアート・ブレイキージョン・コルトレーンを聴いている時も、こんな素晴らしい音楽を聴いている自分は幸せだと幸福に酔い痴れるような気持ちになった。こんなに幸せだと、死期が近いのではないか、などとふと考えたりもする。

帰宅してメールを開いてみると、あかね関係の知人から私を批判するメールが届いていた。それによれば、私は料理や家事が出来ないからジェンダーエコロジーを語る資格がないのだという。物を言うこと、表現することそのものを抑圧しようとするその姿勢に激昂し、怒りの返信を書いて、その人とのマイミクを解消した。折角良い気持ちの一日だったのに、不快な思いで終えるのは残念だが、致し方がない。

明日、というか今日の金曜日にも、国会・永田町に通う予定。その後、あかね当番。「憲法と詩のスローな夕べ」と題して、脱力しつつ交流を愉しむつもりである。知人からは批判されてしまったが、私の料理も出すので、よかったら覗いてみてね。ではね。よろしくね。オヤスミナサイ!