あかね水曜企画をよろしく

イベントが近づきましたので、再送させていただきます。初回は講師なしの予定ですが、以後はいろいろと講師を打診していますので、楽しい夜を過ごしていただけるかと思います。

JUNKというのは、もともとすが秀実さんの『JUNKの逆襲』から取りましたが、私はそれをフリーター・ニート・メンヘラー(精神障がい者、「精神病」者)という意味で使っています。「労働のエートス」が崩壊しているか、或いはそうでなくても(病気など何らかの理由で)働けない人達、或いは働けても「限界労働」しか出来ない人達のことを指しています。(私は、ちょっと物を移動したりするくらいの仕事なら出来るのに、そのくらいの軽い仕事がない、と言って嘆いていた友人の姿をよく思い出します。私もそうですが、「限界技術」──プロの技ではなく、生活の中から必要によって生み出される技──によってしか自己の持てる能力を表現出来ない人達が一定層必ず存在しているわけです。そのような層の潜在能力・潜在資源をいかに活かすか、という課題があると思っていて、それが例えば地域通貨の課題の一つであった、と考えています。)

本ワークショップは、そういう人達(自分も含めて)がどうやって生きていくか、生き延びていくか、ということを追求する連続ワークショップです。だめ連から生まれた「あかね」に相応しいイベントだと自負しています。出した事例は私自身のものです。私は、会社を解雇されたので、自宅店舗でスローなフリースペースを開こうと夢見ており、それが頓挫したおりには土地・家屋を売り払って九州に帰って暮らそうかと自問しています。そういう意味では極めて個人的な催しでもあるのですが、出来るだけ問いを公共化・社会化したいと思っています。

●日時:2006年3月15日(水)19:00-23:00

●場所:交流イベントスペースあかね
地下鉄東西線早稲田駅下車徒歩三分)

●ホームページ: http://akane.e-city.t..

●未来は長く続く…か!?

連続ワークショップ「死屍累々のサバイバル」の第一回目です。「労働のエートス」が崩壊し、「排除」されるべき「使い道のない過剰人口」として資本と国家から「要らないよ」と通告されたわれらJUNKの未来について、欺瞞をまじえず率直に話し合いたいと思います。フリーター・ニート「問題」や精神障がい者・失業者・野宿者等の問題を当事者の立場から考えていきたいと思います。

サバイバルと銘打ってはいますが、果たして生き残れるのか? 生き残れない場合、我々はどういう選択肢があるのか? 田舎に引っ込むのか、親と世帯分離して生活保護を受けるのか、主治医を変えて障害年金を受給するのか、マイノリティ(マイナーな存在)の相互扶助・自立運動を目指すのか、等々、具体的な話題もまじえて、活発な討議・交流が出来れば幸いです。

19時頃から23時まで行います。この連続ワークショップに際して、招きたい著者・文化人・運動家などがいらっしゃる場合は、第1・3・5水曜担当攝津リンダまでご連絡ください。