短歌トピック

けふも又樂しきライブに興じても演れる場所など限られてをり

恒例のライブを樂しみ他人との交流喜び快く別れる

吾がピアノちつと荒いが弾きながら自分自身が樂しんでゐる

けふも又四百枚のチラシ撒き冬空の下を歩き続ける

ネトウヨを難ずる吾はネトサヨか鏡合はせの像の如きか

平和をば願ふ気持は同じでも路線が違へば争ふばかり

職場にて感ずる淡い戀心抑へてけふも普通に働く

吾が戀は常に何時でも片想ひ實る見込みは全くなきなり

遠くから彼の表情覗き見る密かな思ひを秘めつつ堪へる

吾が体調を気遣ふ優しい室長に感謝の気持を捧げむと思ふ

冬空の下チラシ配りを連日し事務所に帰れど仕事は無きなり

冬の空見上げてみれば曇りたる空の合間より光が差し込む

電話にて言ひ争ひたる友人のドミトリーの事を懐かしく思ふ