大学院

私は大学院で失敗したという過去の現実に堪えられないようにみえる。そこから、いろいろなこだわりや後悔の念、苦しみが生じてくる。「会社」に入りたくないという気持ちは10代の頃から強く、それで大学で生きていこうとしたのだった。しかし、学問の世界はそんなに甘くなかった。私は挫折した。もう5年以上も前のことだ。それ以来、私は駄目になってしまった。途中、私を元気にさせたのは、NAMでの経験と出会いだった。だが、それも長くは続かなかった。私は再び、自分で自分の生に向き合わねばならなくなった。無職の生活、そしてフリーターに。修士号まで取得したという虚しいプライドがあって、バイト生活は屈辱だった。だが高い賃金が得たいと思っても、私には何のスキルも社会経験もなかった。目標を低めに設定した結果、現在のぬるいバイト生活に至った。それすらこなせない、それすら辛いと感じる時もある。どうしていいか分からない。何とか現状を継続する以外に私には道がない。