雑感
朝起きて少々本を整理して3時間Ustream放送をし(視聴者は1人)、Big-Aに米を買いに行って帰ってきて、またしても冷水シャワーを浴び、窓を全開にして涼しくしてアーチー・シェップの『ワン・フォー・ザ・トレーン』を聴いている。今日はこれで行けそうだ。本は図書館から借りてきているリカードウ全集の第1巻、『経済学および課税の原理』の最初のほうを少し読む。いまリカードウとマルサスを借りてきているが、それからジェームズ・スチュアートだが、当面のんびりこういった勉強を続けたいというか、アダム・スミスとリカードウはこれまで何度も読んだが、どうも理解できている自信がない。そういうわけでのんびり趣味の読書を続ける。
今日のUstreamも個人的に興味がある話をあれこれ展開してみたが、余り他人から興味を持っていただけなかったようだが、そのことについては僕はもう諦めた。『ブッダのことば』がいうように、犀の角のようにただ独り歩むべきである。《「あたしの哲学の第一歩はね、ジュリエット」と、ユーフロジーヌの出奔以来いっそうあたしに愛着を示しはじめたデルベーヌ夫人は、こう続けるのでした、「世間の思惑など物ともするな、ということよ。あなたなど想像もつかないかもしれないけど、あたしは自分が他人に何と言われようと、一向平気なの。だいたい、卑しい俗物たちの意見が、あたし自身の幸福をどう左右することができて?」》
マルキ・ド・サド選集『悪徳の栄え(上)』(澁澤龍彦訳、河出文庫)の15ページだが、僕はいわゆるリベルタン的な思潮に大いに賛同するものであり、同時代の立派な形而上学の数々よりも遥かに好きである。要するに自分自身のみを信じて不埒に傲慢不遜に生きるべきだという一点でそれに賛同する。そういえば、今日はまだ書いていないが、原稿用紙に少しずつ書き始めている原稿にしても、いまのところ《絶対の意志》について延々と演説独白を続けるといったていのものである。それは僕の基本的な意見、ほとんど唯一の絶対的な意見である。