逢瀬

彼氏さんが14:00にいらした。私の実家で両親も同居なのでHはできないが、お互いの愛情を確認し、十二分に愛し合う。精神的にも性的にも、非常な満足と快感を覚える。
これからのことも話す。今やっている自営業が行き詰まったら、家屋敷売り払って九州に引っ込む案などが(家族会議で)出ていることも話したが、彼氏さんは、そうなったらなったでどうにかなると。成程そういうものかもしれない。
挿入(されること)や射精にこだわっているのは私のほうで、彼氏さんはそういったことには余りこだわらない人。むしろ挿入中心でない、多様な性の快楽を教えてくれる。彼氏さんと一緒にいるだけで楽しいし、愛撫されるのも気持ちが良いし、今私は人生で一番幸福だ。
というのも私は、これまで、他者から愛されたことがなかったからだ。大学一年生のときに付き合ったCさんを除いては。私から告白しても振られたり、好みでない人とその場限りの虚しいセックスをしたりといった長い歳月を過ごしてきた。しかし、長生きはしてみるものだね。36歳にして初めて彼氏さんができたよ。そういうこともあるんだね。