いよいよローカルの時代!と言うならば…地域に根差して考える、地域通貨を考える。

前も書いたように私は千葉県船橋市に住んでいます。二和向台の町は半端に都会、半端に田舎で、特色もない凡庸な町の一つに過ぎません。しかし、ここに二十年以上住んでいます。これからも(放射能を恐れつつ)ここに住んでいこうと思っています。だから、自分が住んでいる地域に根差して考える必要があると思いました。

辻さんと中村さんの対談『スロービジネス』を読み返しながら、スロービジネス、コミュニティビジネスとして何かできることはないかと…考えてはいるのですが、なかなか名案が思いつきません。

取り敢えず今やっているのは、芸音音楽アカデミーという、地域のお年寄りが集う音楽教室、カラオケ教室です。それに加え、攝津正塾という私塾を開こうかと思っています。芸音音楽アカデミーだけでは、どうしても収入が少ないからです。また音楽や文筆で生計を立てるあてもないからです。オタキングのFREEexというのは魅力的な考えではあるのですが、「ま、金ならあるし」という人の考えだとも思います。金がなく、絶えず行政や弁護士から自己破産や生活保護を勧められている世帯の者としては、ちょっと縁遠いと言わざるを得ません。

私塾というと、厭な思い出が…。以前飲み屋をやっていた頃、お客さんで近所の私塾の先生がいらしていたのですが、その人は創価学会の人でした。そして奥さんから離婚されて焼身自殺したのです。もう二十年くらい前でしょうか。その人は創価大学出身でしたが、創価学会の人脈があったので生徒が集まったのだといいます。私は何のコネもありません。生徒が集まるかどうかは全く分かりません。