地域再生を目指して:地域通貨研究所からの提言

二和向台にお住まいの皆さん、こんにちは。私は、二和東6-31-1で芸音音楽アカデミー(旧Cafe LETS)をやっている、攝津正という者です。地域の現状と再生について考えていることを述べたいと思います。

二和向台はどうなっているのか

私が最初に、これはおかしいのではと思ったのは、二和向台から本屋さんがなくなったことでした。私が学生の頃、二和向台には本屋さんが三軒ありました(うち一軒は、古本屋さん)。ところが、去年か一昨年だったでしょうか、マスハラ書店が閉店して売り店舗になって、二和向台から本屋さんが一軒もなくなってしまったのです。
二和向台には、新京成二和向台駅の向かいに、船橋市北図書館があります。だから、本を読むうえでは困らないだろう、と思われるかもしれませんが、なくなっていったのは本屋さんだけではありません。二和向台の商店街では、サワミツ、オオトモといった生鮮市場がなくなり、キッチンたっちゃんがなくなりました。オオトモの跡地は、まだ売り物件になっています。
マクドナルドやTSUTAYAのような大資本が栄えている一方、中小零細企業や自営業者は厳しい状況にあるのではないでしょうか。それが二和向台というこの土地に暮らしていての実感です。

地域再生への道

二和向台は特別な土地ではありません。日本の何処にでもある、ありふれた地方都市であり、田舎町です。しかしそれだけに、この二和向台の現状は、今の日本のありようをよく表しているのではないでしょうか。
それではどうすればいいのでしょうか。私は「地域通貨研究所」と言っているのだから、地域通貨をと提唱すると思われるかもしれませんが、実のところ、それ以前にクリアしなければならない課題がたくさんあると考えています。
まず、二和向台の住人同士が、知り合いになることです。例えば創価学会日本共産党とは違う、宗教や政治などの垣根を越えたつながりをつくることです。
そのうえで、経営者、労働者(生産者)、消費者など様々な顔を持つ個々人がつながり、一緒にできることはないか模索することです。
とはいえ、町内会や商店会など、既存の組織があるではないか、と反問されるかもしれません。それはその通りです。しかし、それでは十分ではないのです。この地域に住まい、働き、消費して生活する者として、地域のことを共に考える場が必要です。新しいつながり、コミュニケーションの場をつくる必要があります。そして、私にはそのための具体的な提案があります。

具体的な提案

具体的な提案として言えるのは、二和向台という地域をよりよくすること、地域再生に関心がある人が集まって話し合うということです。私には、そのために、芸音音楽アカデミーCafe LETS)を無償で提供する用意があります。
自分らが「生きている」場所、土地としての二和向台をどうしていきたいのか、一緒にゆっくりと考えていきませんか。
私は、そのために、芸音音楽アカデミーをいつでも無償で開放します。非宗教・非政治の交流スペースとして、開放します。二和向台の住人の皆さん、いつでも気軽に、芸音音楽アカデミーにお立ち寄りください。レッスンがある日以外は、いつでも応対します。事前に連絡していただければ確実です。

連絡先

地域通貨研究所(攝津正)
芸音音楽アカデミー
千葉県船橋市二和東6-31-1
047-449-5855